でんさい=電子記録債権
営業で企業を訪問すると、「でんさい」という言葉を耳にするようになってきました。
いったいでんさいとは、どういう意味を持っているのでしょうか。
でんさいとは、一般社団法人全国銀行協会が設立した電子債権記録機関です。
そして電子債権記録機関がネットワークを通じて債権を取り扱うのですが、その名称を「電子記録債権」といいます。
「でんさい=電子記録債権」
でんさいの特徴
では、でんさいの特徴について説明いたします。
でんさいの特徴は、大きく3つに分類されます。
○手形として利用
でんさいは現行のペーパー手形に代わる金券債権で、資金調達の円滑化を図るために施行されました。
そして、でんさいは「手形の取引停止処分制度/類似の制度を整備する」ことにおいても利用されています。
(ペーパ手形と比較して、あらゆる部分で経費節減による効率化が推進されています。)
○全銀行が参加
銀行という信頼と安心のネットワークを利用する意図から、すべての銀行(金融機関)がでんさいに参加しています。
さらに銀行間の決済システムを利用することによって、確実に資金回収が実現できる仕組みを提供しています。
○関節アクセス方式
現在利用している金融機関をでんさいで使用することができるため、安心してでんさいのサービスを利用することができます。
(どちらか一方が電子債権記録機関を利用していなければ、新規登録しなければなりません。)
ペーパー手形が廃止されるあけではない
これがでんさいの大まかな特徴といえます。
でんさいは、全国1.000以上にも及ぶ金融機関(メガバンクス/地銀/第二地銀/信金/信組など)で利用することができます。
ちなみにでんさいが普及したからといって、現況のペーパー手形が廃止されるわけではありません。
あくまでも「でんさい=電子記録債権」は、「事業者の資金調達などを円滑化を図る/手形(譲渡)や売掛金債権といった問題をクリアする」ための新しい金銭債権なのです。
もし事業者のみなさんがでんさいをあまり知らないのであれば、是非ともこのサイトをチェックして頂ければと思います。
詳細部分は別にして、「でんさい=電子記録債権」の意図することが大まかに理解できます。